信長・秀吉・家康・政宗・清正 戦国武将が地名に託した思いとは?
【地名の謎と歴史】戦国武将が 名付けた地名
■伊達政宗 仙台(宮城県)
「千体」「千代」から「仙台」へ
「仙台」の地は、伊達政宗が城を築いて名を改めるまで「千代」の字が用いられていたが、その由来は、城の脇に「千体仏」が置かれていたことにある。また、政宗は改名にあたって「仙」の字を、人の住む理想郷を意味する「仙台」という言葉が登場する、中国の唐時代の漢詩「同じく仙遊観に題す」からとったといわれている。
■加藤清正 熊本(熊本県)
武将らしい勇猛さを連想
加藤清正はこの地の領主になると「隈本城」と呼ばれる古城に入ったが、すぐさま改修に着手する。そして、慶長12年(1607)、新たな城は完成したが、このとき清正は「隈」の字にはネガティブな印象があるため、武将の城としては不適切だと考える。そこで勇猛な「熊」の字に変えることを命じ、「熊本」の地名が誕生するに至った。
(『47都道府県 地名の謎と歴史』より抜粋)
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